マジックユーザー



メリット

杖の攻撃判定が強い
魔法が極めて強力
大斬りに未知数の可能性がある
完全無敵技がある



デメリット

攻撃力が弱い
波動斬りがない
対空攻撃がない
ダウン攻撃に制限がある
メガクラがない
防御力が弱い
盾がない
HPが少ない
ハンマーが持てない



MU、一般的に近距離格闘能力がないに等しく、他キャラと全く攻略の質が違うキャラクターです。防御力もシーフと同じかそれ以下、まともに敵の攻撃を喰らっていたらあっという間に死にます。しかしながら使い方さえわかれば、SOMで1コインクリアするのに最も簡単なキャラとすら言われています。





基本戦闘能力


MUが持てる武器は杖、もしくはワンドです。杖はゲーム中に4種類ありますが、どれもまともな攻撃力はありません。ゲームスタートから最後まで、この攻撃力が増えることはないと思ってください。ワンドもほとんど同じようなもので、通常攻撃に炎や氷の特殊効果を出すために使用するものです。
A斬り


杖は威力こそ低いものの、判定は強い部類になります。前方へ攻撃範囲が広いのはもちろん、上方へも広くなっています。シャドウエルフの上空からの急襲にも余裕で対応できます。

大斬り


大斬りではスライシングダガーという武器を出します。通常は1ドットのダメージしか与えられませんが、たまに特殊効果が発生します(ボスにも有効)。ひとつは気絶効果です。すでに気絶している相手に発生する場合、敵は転びます。そしてさらに少ない頻度でクリティカルダメージが発生します。これは絶対的な値の攻撃ではなく、敵HPの〜%分のダメージという相対的な値の攻撃です。統計的には大体30%ぐらいです。

これこそMUの最大の攻撃であり、特にボス戦ではすべてのキャラを通して最高のダメージとなる技です。この時与えるダメージ(パーセンテージ)は、その時点でのMUの体力が少ないほど反して大きくなります。とはいえもちろん少ない頻度でしか発生しませんから、完全にこれに頼った攻略というのは不可能です(笑 またこの大斬りは小サソリや、完全にダウン判定になっていないダウン状態の敵に当たります。

しゃがみ斬り


他のキャラであまり脚光を浴びることのない攻撃方法ですが(除くクレリック)、MUの場合多少重要度が高くなります。まず他のキャラと同じようにダウン攻撃になります。

重要なのは、この攻撃を立っている敵に当ててもダウンしない、ということです。この技を立っている相手に連発すると、連続技ではないものの、相手がザコであれば大抵当たり続けます。なおかつダウンを許さないので死ぬまで当たり続ける、ということがよくあります。

ただし連続技ではないのですから、基本的に技と技の間に微細な隙があります。その隙を的確に突いてくるボスクラスの敵に使うのは、当然危険すぎる行為となります。

D体当たり


D体当たりは他キャラがうらやむほどの優秀な技であり、MUにおいては強力な格闘手段となります。もちろん威力はないに等しいですが、判定が異常に強く、さらにDボタンを押した瞬間からモーションの最後まで攻撃判定が発生するのが特徴です。つまり隙が全くありません。

連打しているだけでSEの上空急襲、グールの飛びかかり、犬の特攻、虫の高速飛来などにほぼ勝ちます。また当たるとザコ敵、及びハーピー、テルアリン、ナグパは転びます。特に犬は最強に近いザコなので、これをダウンさせることは他キャラにとってもありがたいものです。この技を連打すると乱戦時などで一方的に場を制圧することができます。正しい使い方を把握しておきたいところです。ちなみに究極的にはこの技でDWをハメることができます。

ダウン攻撃


MUのみ、立ち状態で敵手前側からのダウン攻撃がありません。しゃがみ斬り、もしくは奥ダウン攻撃をしかける必要があります。

バックステップ


バックステップ中は完全無敵です。ただしRD、シンの全体ブレスのみ当たります。バックステップ中に攻撃はできません。



連続無敵


防御面においてはシーフと同じく、防御よりも回避を意識しなければなりません。盾がありませんので無理ができません。MUの優秀な回避手段はD無敵です。これにバックステップを組み合わせて
D無敵 → バックステップ → D無敵 → バックステップ →・・・
で永久に無敵になっていられます。これもすべてモーション途中でキャンセルする必要がありますが、実際には
BDBDBDBDBDBDBDBDBD・・・・
と交互に連打することで可能です。まぁ指が疲れた時点で終わり、というのが相場です(笑


連続技


MUの基本コンボは
A斬り → 大斬り → A斬り → 大斬り
A斬り → A押しっぱなし体当たり → 大斬り → A斬り
です。大斬りはキャンセルで出します。実質的に杖2発分ですが、大斬りの特殊効果も期待できます。

アイテムコンボは、基本となる
ダガー → 武器攻撃

を活用したいところです。ガード不能という特性とともに、MUにとっては威力の高いコンボ、という面もあります。

参考までに
ダッシュ攻撃 → バックステップ → ダッシュ攻撃 → バックステップ → ・・・
でボスにも有効な永久コンボになります(by smame)。すべてキャンセルで出します。やってみればわかりますが、神業に等しい技です。フレーム単位での入力が必要で、普通はできない、できても数ヒットぐらいだと思います。あくまで参考程度の紹介です。なおこのコンボは他キャラでも当然できます。


魔法について


魔法は一般的に防御の意味で使うことが多いですが、やはり攻撃力が不足するMUにとって重要な攻撃手段となります。
MM


追尾光弾を放ちます。キャラクターレベルが上がると弾数が増えます。完全にダウン状態になった敵には当たりません。またこれを当てて跳ね上げた敵にそのまま武器コンボを当てることができます。

使用用途としてはやはり防御の意味合いが強いです。攻撃としては攻撃力が大したことがないため使い方が限定されます。ゴブ戦の背後のゴブリンを駆逐してゴブ戦を停める、ガーゴイルに使う、虫を倒してトラップを解除するなどが代表です。

なお迷いの森のブラックドラゴンに使うのは大変有効です。標的が1体しかいないため威力が分散しないのと、多段ヒットとなるためアイテムを落とす確率が飛躍的に上がるからです。もちろんその場合ブレスを消さないようにするなど細かいことを押さえた上で使用しましょう。

LB


非常に重要な魔法です。リングと違って魔法で打つ場合、射出方向をレバーで変えられます。画面端からこの射出変更を行えば、ほぼ画面全域を捕らえることができます。ダウン中の敵にも当たります。

また強敵エザーホーデンの弱点が雷属性なので、この魔法が大変有効です。LB使用量はゲーム全体を通してのひとつのカギとなるでしょう。他のレベル3魔法を控えておくのがセオリーです。

ロッドオブライトニングで威力があがります。さらにバグにより、この魔法の威力が大幅にブースト(RD、シンが一発で死ぬ)できます。通称LBクリティカルと呼ばれる現象です。

FB


ファイアボールを前方に打ち出します。グラフィックの見た目通り、キャラ前方の一部の領域にのみ有効です。ダウンしている相手にも当たります。

また細かいことですが、演出時のファイアボールは、その軌道上でも判定を持ちます。つまりキャラ前方の領域に加えて、唱えるキャラの挙げた手付近から、着弾までの軌道上にいる敵にも当たります。これが重要な意味を持っているのはドラゴン戦です。基本的に上空にいるこれらの敵にLBは当たりにくいのですが、FBの斜めの軌道で捉えることは比較的簡単になります。

とはいえこういった特殊事情でもない限り、通常はLBの方が使いやすいといえます。

IS


非常に重要な魔法です。まず第一の特徴は全体魔法であることです。つまり打てば必ず敵を捉えます(例外はあります)。全体魔法の中で最もレベルが低いため、使用可能回数も多くなります。威力もそこそこあり、氷属性に耐性を持つ敵がフロストサラマンダーしかいません。

最大の特徴は、この魔法を掛け終えたあとも敵に当たり判定が残っており、そのまま武器攻撃をコンボとして成立させることができることです。魔法キャラがIS、肉弾キャラがその後に追い打ち、というのは極めて効率のいいプレイスタイルです。

CE(1P専用)


精霊を召還して攻撃します。キャラが左を向いているときと右を向いているときで召還する精霊が変わります。つまり魔法の属性が変わります。

精霊の杖を装備するとこの魔法の威力が上がります。

CK(2P専用)


敵全体即死魔法です。非常に便利で使いやすい魔法です。ただしアンデッド属性の敵であるグール、スケルトン、リッチには効きません。リッチ以外のボスには一定ダメージを与えるだけになります。この魔法とCEの二者択一がゆえに、MUの2Pを好む人が多いです。

CKもISと同様に魔法コンボを成立させることができます。スライディング中にこの魔法を放つと面白い演出になります。ちょっとした小技ですが、RDとシンのブレスの回避に使えたりします。

FtS


敵即死魔法です。CKでは倒せないグールとスケルトンも含めたザコ敵すべてに有効です。ボスには一定ダメージを与えるだけです。また浮遊城内のオーガもこれで一撃で倒せます(つまりこのオーガはザコ)。

この魔法で倒した敵は、アイテムなどを出しません。ただし例外があり、ガーゴイルと浮遊城内にいるオーガはアイテムを出します。

PI


8秒間無敵になります。ただしRD、シンの全体ブレスには当たります。非常に応用範囲の広い魔法です。

同じレベル6のFtSとどちらを優先するべきか悩むところです。ボス戦に限って言えば、FtSで与えるダメージとPIを使って特攻して武器で与えるダメージを単純に比較すると、通常は後者の方が上です。総じてレベル6は非常に重要なレベルといえるでしょう。

RG


特定の空間内の敵にダメージを与えます。威力がかなり高くなっています。全体魔法ではないのですが、空間内、すなわち上空の敵にも有効です。

MS(1P専用)


全体魔法ではありません。また飛来する隕石に見た目通りの判定があり、隕石が当たらなければダメージを与えられません。当たりさえすれば威力が極めて高いのですが。使いづらい魔法といえます。

なお初期のバージョンではバグにより、これと次のPWKが1コインでは使えませんでした。シン戦において一度死んで、コンティニューが成立しない形でゲーム続行すれば使えるようになります。具体的には1Pであれば、一度他のキャラを選んでさらにそれを殺してからMUを選び直す、多人数プレイであれば、コンティニューカウントを消費して、乱入の形で続行すればOKです。

PWK(2P専用)


極めて威力の高い全体魔法です。それ以上の特徴はありません。この魔法とCKがあるということで、総じてMUは2Pの方が便利、といえるでしょう。

ファイナルストライク


ベスビア川の精霊がほのめかした最強魔法です。多分全体魔法でしょう。唱えるには条件があります。
1.3人以上のパーティープレイであること
2.プレイヤー全員の得点(EXP)合計が200万以上であること
3.MUがスタッフオブウィザードリーを装備していること
です。以上の条件を満たしていると、スタッフオブウィザードリーの先端が赤く明滅しています。そしてこのときにMUを含む3人以上のプレイヤーがそれぞれのABCボタンを同時に押すと発現します。つまり9コ以上のボタンの同時押しです。しかしこれ自体が難しいコマンドなので、普通は簡易コマンド
MU以外の2人以上がABCを押しっぱなし、かつMUがABを押しっぱなしにしている状態で、MUがCを押す
で代用します。使用後はスタッフオブウィザードリーはストライキングの杖に変わります。そして副作用として、パーティー全員の体力が残り1ドットになります。

この魔法で、エザーホーデン、DW2、ナグパは一発で死にます。シンには約ゲージ1本半のダメージを与えます。他のボスのダメージは知りません(笑

この魔法には非常に問題のあるバグが存在します。シン戦にてこの魔法を使用しても倒せなかった場合、シンが無敵になります。以降ダメージを与える方法がありませんので、こうなったらゲーム進行を諦めざるを得ません。